一緒に耐えよう、立ち直ろう!東北! がんばろう!日本!

2012年4月10日火曜日

それでも勇者は進む....

迷宮。

いや、実のところ、まだ迷宮かどうかもわからない。

ひとつだけ言えることは、

つい先ほど、入口から入ったばかりだということだ。


すでに何度となく通路の分岐を選択し、

そして、引き返すということを繰り返している。


なんのためか?

今いる場所はどこなのか、

そして、どこに進もうとしているのか、

全てをマッピングしようとしているからだ。


これまでの冒険で得た経験では、ほとんどの場合、

今から入る洞窟の、ある程度の地図は手に入った。

不細工で不器用ながら、ポイントを押さえた地図を。


そんな地図に、もちろん詳細は示されていなかった。

しかし、目隠しでは進めないまでも、

進むべき方向を見失うことはなかった。


これまでの冒険は「先達」に恵まれていたということだ。

しかし、どういう事だろう。

このフェーズでは、まだ「誰にも」会えていない。


我々、正規な戦士は王国の命令書を元に旅をする。

規定された目的を達するために。

その目的に疑問を挟むことは許されない。


紙切れ一枚のみで、目的の達成を求められ、

それが出来ないものは、再び城に戻ることは出来ず、

その日の食い扶持のみを求めて彷徨うことになる。


しかし、しかしだ。

今回の旅はどうも勝手が違う。

城に戻ることはおろか、進む方向がわからないのだ。


わかっていることはひとつ。

紙切れに書かれた命令。

「この洞穴に入り、出口より抜けよ」


洞窟までに、仲間に会うことはなかった。

疲れと心を癒す宿もなかった。

持ち合わせたのはわずかな経験と、

かつての冒険から引きずっているくだらない思い出。


飛び込んだ洞窟。

その道がそのまま出口に通じていることを期待した。

松明の明かりも十分に保ち続けると信じていた。

そんな思いは幻想だった....


分岐を左に進む。

さらに分岐に出会う。

その先の選択はしない。

ひとつ前の分岐に戻り、逆へ進む。


もどかしく、煩わしい。

しかし、今しなければならないのは、「マッピング」なのだ。

ひと区画ずつ確実に、自分の置かれた状況を確認する。

それ以外に生き残る術はない。


もちろん、安全な方法ではない。

かすかな松明の明かりに頼り、地図を描く。

その隙にも、代わる代わる襲ってくる者たちがいる。

それが何物なのかまだわからない。


ひとつだけ言えることは、

手に負えない者ではないということだ。

勝てはしなかったが、負けてはいない。

何とかやり過ごしたというところだろう。


ひとりで進んでいるということが、

これほどまでに気の休まることではないとは。


辛い。

いつ得体の知れない者に襲われるか。

怖い。

そこにある、「宝箱」。中身が何かわからない。

重い。

ここで立ち止まることの出来ない重圧。

わからない。

ここから抜け出ることが出来るのか....


仕掛けられた爆弾に出くわした。

幸いにも、かつて解体したことのある物と同じタイプだった。

もし、これが未知の物だったら....


壁に貼られていたパーティーの召集状。

主催者の名前は自分だった。

なんだこれは....


この先の見えない冒険に、光は差すんだろうか?

そして、その行く末に待ち構える結末は....


妻「何のことですか?これは....」

今の仕事のことについて、RPG風に書いてみました(^^;

妻「へー。大変そうだね」

本当に大変です(^^;
まともに引き継ぎされていないもんですから、全く手探りの状態で、
すぐに上げなくてはいけない報告書があったり、
次から次へと業者さんがやってきて、訳のわかんないこと言われて、
かといって、周りの人もよくわからないことが多すぎて、
前任者は戦死(退職)しちゃってコンタクト取れないし、
引き出し開けたらとんでもない物が出てくるわ、
通勤途中にはスライムみたいな遅い車に出くわすわ、
駐車場の場所取りには負けるわ、
食堂の「きつねそば」は美味しくないわ、トイレは汚いわ....

妻「....」

もう、いやーっ!って感じです(^^;

妻「甘えてんじゃねーっ!!!」


もう、いやーっ!!!(^^;

1 件のコメント:

  1. デブデブ・ストーナー2012年4月11日 15:46

    まぁ・・・何と言いますか。
    RPG風に進めると
    新之介選手は一番最初に
    消えていくキャラだね(笑)

    返信削除

コメント、ありがとうございます。