一緒に耐えよう、立ち直ろう!東北! がんばろう!日本!

2013年2月19日火曜日

ラモリーナの空は青く輝くか?....

スペインの空。

σ(^^は行ったことがありませんので、

イメージだけですが、「青空」しか思い浮かびません♪

スペイン = ラテン系 = 青く輝く空と陽気な人々、

なんとなく、そんなイメージしかないんです(^^


障害者アルペンスキー世界選手権が、

LA MOLINA SKI RESORT(SPAIN)で開幕しました!

この大会でも、「見てきたように」書いていきますよ♪


前の投稿で「天下一武道会」と表現しましたが、

まさに世界最速のスキーヤーを決定するのがこの世界選手権。

早く開幕しないかとうきうきワクワクしていました(^^


初日はDownHill(滑降:DH)のトレーニングラン1本目。

青く輝くスペインの空のもと、ジャパンチームはどんな滑りを見せてくれたのか?

トレーニングランのリザルトをお手元にお付き合いください(^^


公式発表では、天候は....「Blizzard」

ぶりざーど?猛吹雪っすか???(^^;


誰だよ?スペインの空は青いなんて言ったのは?(^^;

よくそんな天候でDHなんか滑らすなぁ....


スタート地点で「Blizzard」、フィニッシュ地点で「Partly cloudy」

上は吹雪いているけど、下は所どころで雲。

....まあ、それなりにいい天気って事ですな。


どのあたりまで吹雪いていたかはわかりませんが、

滑らせておこうと主催者側が判断したんでしょうなぁ。

まあ、トレーニングランですから、無理そうなら止めとけという程度でしょうかね。


DHレースはスピードが出すぎるので、

インスペクション(コース下見)と、

2本のトレーニングランを行うことがルールで決められています。


スピードとコースにしっかりと慣れて、

最高の滑りを見せやがれ!ってとこでしょうか(^^


さて、今回のDHレースのコースプロファイルをご紹介しましょう!

スタート標高2,200mフィニッシュ標高1,665m

標高差は535mとなっています。


世界選手権のルールでは、

DHの標高差は450m~800mですので、

ちょい短めというところですな。


まあ、「ちょい短め」と言っても、DHはそんなに優しくありません。

σ(^^;なら....「死ぬかも」なんて思いながらスタートするでしょう。

そしてチキンなσ(^^;は、SLのように細かくターンをし続けるのに違いない。
                                     ガクガクブルブル....

ゲート数30ターン数19というコースセットですが、

ルール上、ターン数は「as required(必要に応じて)」

そのまま飛び出すと危険な箇所だけはゲートで規制して、

後は斜面なりに落ちていきやがれ♪というコースなんでしょう。


コースセッターはスペインチームのコーチです。

地元ゲレンデの何もかもを知り尽くした人が、最高の見せ場を設定したに違いない(^^

どんな結果になることやら♪


といっても、トレーニングランです。

特に1本目は「慣れる」ためという要素が強いでしょうから、

ガチで攻めるプレーヤーはいないでしょうな。

現に悪天候を嫌ってか、Did Not Start(不出走:DS)が6名もいますから、

この日はみんな、本当に「様子見」ということだったのでしょう。


それでも、何かありゃ「とんでもないこと」になってしまうがDH。

無事に降りてきた欲しいものです。


では、スタート順を確認しておきます。

女子選手が10カ国20名。

Visual impaired(視覚障害:VI)クラスはビブ(ゼッケン)ナンバー21から35。

ジャパンのエントリーは無し。


Standing(立位)クラスは36番から52番。

ジャパンチームは小池岳太選手のビブが100番。

100番???なんだこのでかいビブ?(^^;


おそらくですね....

この世界選手権へ出場するためには、2月8日時点で140Pts.が必要でしたが、

それに近いポイントを持っているからとかで、主催者判断で出場が許されたりしたのかな?

選手にとってはありがたい話ですな(^^


Sitting(チェアスキー)クラスが53番から102番。こちらもでかいビブが出てきました。

ジャパンチームは、狩野亮選手66番森井大輝選手68番

            鈴木猛選手101番夏目堅司選手102番

こちらは鈴木、夏目の両選手が「飛び入り」でのエントリーということなんでしょうな(^^


以上、17カ国59名のエントリーです。

今回、三澤拓選手はポイント不足でエントリーできなかったようです。


Super-G(スーパー大回転:SG)はエントリー出来るようですので、

そこでポイントを稼いで、ワールドカップファイナルやソチパラリンピックの、

DHレースへの出場権をゲットしてください(^^


それにしても、スタート地点は吹雪いている割に+3℃という気温です。

そのくせ、暖かいかといえばそうでもなくて、強風の中では体感気温はかなり低くなります。

イヤなコンディションでしたなぁ....


そんな中、選手たちはどう滑ったか?

トレーニングラン1本目の結果です!


Men's DownHill Training Run1

Standingクラス
16位 小池岳太選手

Sittingクラス
4位 鈴木猛史選手
5位 狩野亮選手
19位 夏目堅司選手
DNF 森井大輝選手


まあ、今回はあくまでも足馴らし♪

明日のトレーニングラン2本目で、本番に向けた調整をすればいいんです(^^

天気、回復するといいなぁ....

まずは、La Morinaはここまで(^^


引き続いても「見てきたように」書いていきますよ!


時とところが変わって、遡ること1月27日、場所は志賀高原西館山スキー場

「全日本チェアスキーチャンピオンシップIN志賀」の2日目です。


スケジュールはSGGiant Slalom(大回転:GS)の、

2レースが行われるタフな日が始まろうとしています。


この日の西館山は、晴れ♪

公式発表では「Fair」、つまり「いい天気」ということですね(^^

こんな日は気持ちよく、「かっ飛んで」滑ることが出来るでしょうね。


まずは、SG

AM7:00前にはリフトに飛び乗り2本乗り継いで、

標高差380mのスタート地点まで上がっていきます。


朝食を胃袋に流し込んでホテルイタクラを飛び出し、チェアスキーへ乗り込もうとしたその時!

「全員、その場で待機!」

なんですと???(^^;

「雪質が柔らかすぎるため、SGが開催できるか検討中」とのこと....マジカヨ


これはですね、SGはとても危険が伴う競技のため、

障害者の選手たちを危険な目に遭わせるわけにはいかないという、

主催者側の思いがあるためです。


選手の中には、SGの経験が少なく、

トレーニングどころか満足にSG板に乗ったことすらない、

という選手もいることでしょう。


無理にスタートさせてもまるでレースにならないどころか、危険きわまりないのです。

安全を確保した上でなければスタートさせない。

とても勇気のある判断だと思います(^^


結局、SGはキャンセルとなり、GSのインスペクションまで空き時間となりました。


SGがなくなったのなら、すぐにGSを始めりゃいいじゃん。

おっしゃるとおり(^^;


でも、そういうわけにはいかなくてですね、

昨日から併催のFISエントリーリーグは、SGをやっちゃったんですよ。

健常者なら、そんなに危険がないということなんでしょうかね。


キャンセルの決定後、ざわめいていたホテル前も少しずつ静かになっていきます。

「おれ、部屋でもう少し寝るわ」という選手が続出(^^

今朝はAM5:00に起きた人もいるようで。


GSのインスペクションはAM10:00開始。現在AM7:30。
                         (時刻は推定)
もうひと寝入りしても余裕です。

でも、ちゃんと起きてくださいよ(^^


寝るぐらいならとフリーで滑りに出る人、

ホテルイタクラのレストランで談笑する人、

時間のつぶし方は様々ですな。


AM9:00を過ぎればENLのSGは終わり、GSのコースセットが行われていきます。

GSはENLとの併催はなくて、チャンピオンシップだけです。

ホテルの窓辺から見えるコースには楽しそうなゲートが立ち始めましたよ♪


さあ、みんな。出掛けましょう!(^^


GSのコースプロファイルは、

スタート標高1,508m、フィニッシュ標高1,337m、標高差171mです。


リフト1本でコースの大半が見渡せるので、

実は、インスペクションはリフトの上から始まっています(^^


ゲレンデ幅いっぱいを使用しますので、

昨日のSLにはなかったコースのうねりが現れています。

これがなかなか手こずるんですよ(^^


1本目のセットはおなじみ、板倉裕木治様。

コース下の地面にすんでいるモグラの数まで知り尽くしています(大嘘)。

果たしてどんなセットになったかな♪


リフトを降りたところがスタート地点

そこから3旗門は少し斜度がきつい。


3旗門目を右ターンでクリアすると、左側への2ゲート1ターン

ここは斜度が緩くなりますので、スキーの踏み方を間違えれば、

ずるずるとアウト側へはらんでいってしまいます。


スルーといわれるその2ゲートターンを、

しっかりとスピードを保ったまま駆け抜け、その後の緩斜面を丁寧に4ターン

ここは、焦らず騒がず余計なことをせずに。


斜面なりに進んでいくと、SLのスタート地点だったところ、

「棚」といわれる落ち込みが現れます。

この先の次のゲートは上からは見えない。

飛び出す方向をしっかりと憶えましょう。


この先は、リフトから見たうねりが選手を待ち構えています。

なんてことの無いようなオープンセットに見えますが、

うねりを利用され、とんでもない落とし穴が現れます。


ゲート際が「逆バンク」になっていたり、

見た目以上にターン弧が小さかったり

棚から下の8ゲートぐらいは気が抜けません。


その先は最後の急斜面に飛び込む前の緩斜面

このあたりのミスでスピードダウンしちゃうと、

顔から火が出るぐらいに遅いスピードで滑らなければなりません。

しっかりと、ミス回避のガマンスキーですよ♪


さあ、いよいよフィニッシュ前の斜面へ!

もちろん、先なんて見えません(^^

飛び込む方向は定まっているかな?


どの方向からか決めて、向こうに見える風景なんかを目印にして飛べ!

実際には、飛ぶほどスピードは出ませんが(^^;


きれいに方向を決めたら、

フィニッシュエリアを睨みながら、慌てずに切り返し

スキーの重心は真ん中にね。


これでもう、することはなにもありません♪

スキーをまっすぐにして、ひたすら「落ちる」だけです。


ポイントはわかりましたか?(^^

あとは、インスペクション通りに滑りきるだけ。

みんな楽しんでいきましょう!


で、1本目の結果はこうなった♪

チェアスキー女子
1位 村岡桃佳選手
2位 奥山楽良選手
3位 原田紀香選手
4位 梅野裕理選手

チェアスキー男子
リザルト参照!オイ


まあ、男子の1本目は、だいたい実力順に並んでるかな?

昨日のSL覇者高村俊彦選手だけ、フツーに考えたらあり得ない順位でした(^^;

道中、何かあったんだろうなぁ....


もうひとつ、この大会には「2部」という設定があります。

往年の名スキーヤーたちが楽しんで滑ったり、

初心者レーサーが経験値を上げるためのものです。


そんなメンバーたちに混じってデビューした少年が、

佐藤林平選手!From野沢温泉(^^


菅平高原の講習会でも、みんなよってたかって教えるものですから、

その上達の度合いはめざましい(^^

将来が楽しみな選手のひとりです♪

やはり、野沢温泉は世界につながっているのか?(^^


さあ、まいてまいて2本目を終わらせないと、帰りが遅くなっちゃうわ(^^

早く始めましょう!


でも、このブログでは明日に続くんだな、これが....

ではまた!(^^

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