σ(^^は行ったことがありませんので、
イメージだけですが、「青空」しか思い浮かびません♪
スペイン = ラテン系 = 青く輝く空と陽気な人々、
なんとなく、そんなイメージしかないんです(^^
障害者アルペンスキー世界選手権が、
LA MOLINA SKI RESORT(SPAIN)で開幕しました!
この大会でも、「見てきたように」書いていきますよ♪
前の投稿で「天下一武道会」と表現しましたが、
まさに世界最速のスキーヤーを決定するのがこの世界選手権。
早く開幕しないかとうきうきワクワクしていました(^^
初日はDownHill(滑降:DH)のトレーニングラン1本目。
青く輝くスペインの空のもと、ジャパンチームはどんな滑りを見せてくれたのか?
トレーニングランのリザルトをお手元にお付き合いください(^^
公式発表では、天候は....「Blizzard」!
ぶりざーど?猛吹雪っすか???(^^;
誰だよ?スペインの空は青いなんて言ったのは?(^^;
よくそんな天候でDHなんか滑らすなぁ....
スタート地点で「Blizzard」、フィニッシュ地点で「Partly cloudy」。
上は吹雪いているけど、下は所どころで雲。
....まあ、それなりにいい天気って事ですな。
どのあたりまで吹雪いていたかはわかりませんが、
滑らせておこうと主催者側が判断したんでしょうなぁ。
まあ、トレーニングランですから、無理そうなら止めとけという程度でしょうかね。
DHレースはスピードが出すぎるので、
インスペクション(コース下見)と、
2本のトレーニングランを行うことがルールで決められています。
スピードとコースにしっかりと慣れて、
最高の滑りを見せやがれ!ってとこでしょうか(^^
さて、今回のDHレースのコースプロファイルをご紹介しましょう!
スタート標高2,200m、フィニッシュ標高1,665m。
標高差は535mとなっています。
世界選手権のルールでは、
DHの標高差は450m~800mですので、
ちょい短めというところですな。
まあ、「ちょい短め」と言っても、DHはそんなに優しくありません。
σ(^^;なら....「死ぬかも」なんて思いながらスタートするでしょう。
そしてチキンなσ(^^;は、SLのように細かくターンをし続けるのに違いない。
ガクガクブルブル....
ゲート数30、ターン数19というコースセットですが、
ルール上、ターン数は「as required(必要に応じて)」。
そのまま飛び出すと危険な箇所だけはゲートで規制して、
後は斜面なりに落ちていきやがれ♪というコースなんでしょう。
コースセッターはスペインチームのコーチです。
地元ゲレンデの何もかもを知り尽くした人が、最高の見せ場を設定したに違いない(^^
どんな結果になることやら♪
といっても、トレーニングランです。
特に1本目は「慣れる」ためという要素が強いでしょうから、
ガチで攻めるプレーヤーはいないでしょうな。
現に悪天候を嫌ってか、Did Not Start(不出走:DS)が6名もいますから、
この日はみんな、本当に「様子見」ということだったのでしょう。
それでも、何かありゃ「とんでもないこと」になってしまうがDH。
無事に降りてきた欲しいものです。
では、スタート順を確認しておきます。
女子選手が10カ国20名。
Visual impaired(視覚障害:VI)クラスはビブ(ゼッケン)ナンバー21から35。
ジャパンのエントリーは無し。
Standing(立位)クラスは36番から52番。
ジャパンチームは小池岳太選手のビブが100番。
100番???なんだこのでかいビブ?(^^;
おそらくですね....
この世界選手権へ出場するためには、2月8日時点で140Pts.が必要でしたが、
それに近いポイントを持っているからとかで、主催者判断で出場が許されたりしたのかな?
選手にとってはありがたい話ですな(^^
Sitting(チェアスキー)クラスが53番から102番。こちらもでかいビブが出てきました。
ジャパンチームは、狩野亮選手66番、森井大輝選手68番、
鈴木猛選手101番、夏目堅司選手102番。
こちらは鈴木、夏目の両選手が「飛び入り」でのエントリーということなんでしょうな(^^
以上、17カ国59名のエントリーです。
今回、三澤拓選手はポイント不足でエントリーできなかったようです。
Super-G(スーパー大回転:SG)はエントリー出来るようですので、
そこでポイントを稼いで、ワールドカップファイナルやソチパラリンピックの、
DHレースへの出場権をゲットしてください(^^
それにしても、スタート地点は吹雪いている割に+3℃という気温です。
そのくせ、暖かいかといえばそうでもなくて、強風の中では体感気温はかなり低くなります。
イヤなコンディションでしたなぁ....
そんな中、選手たちはどう滑ったか?
トレーニングラン1本目の結果です!
Men's DownHill Training Run1
Standingクラス
16位 小池岳太選手
Sittingクラス
4位 鈴木猛史選手
5位 狩野亮選手
19位 夏目堅司選手
DNF 森井大輝選手
まあ、今回はあくまでも足馴らし♪
明日のトレーニングラン2本目で、本番に向けた調整をすればいいんです(^^
天気、回復するといいなぁ....
まずは、La Morinaはここまで(^^
引き続いても「見てきたように」書いていきますよ!
時とところが変わって、遡ること1月27日、場所は志賀高原西館山スキー場。
「全日本チェアスキーチャンピオンシップIN志賀」の2日目です。
スケジュールはSGとGiant Slalom(大回転:GS)の、
2レースが行われるタフな日が始まろうとしています。
この日の西館山は、晴れ♪
公式発表では「Fair」、つまり「いい天気」ということですね(^^
こんな日は気持ちよく、「かっ飛んで」滑ることが出来るでしょうね。
まずは、SG。
AM7:00前にはリフトに飛び乗り2本乗り継いで、
標高差380mのスタート地点まで上がっていきます。
朝食を胃袋に流し込んでホテルイタクラを飛び出し、チェアスキーへ乗り込もうとしたその時!
「全員、その場で待機!」
なんですと???(^^;
「雪質が柔らかすぎるため、SGが開催できるか検討中」とのこと....マジカヨ
これはですね、SGはとても危険が伴う競技のため、
障害者の選手たちを危険な目に遭わせるわけにはいかないという、
主催者側の思いがあるためです。
選手の中には、SGの経験が少なく、
トレーニングどころか満足にSG板に乗ったことすらない、
という選手もいることでしょう。
無理にスタートさせてもまるでレースにならないどころか、危険きわまりないのです。
安全を確保した上でなければスタートさせない。
とても勇気のある判断だと思います(^^
結局、SGはキャンセルとなり、GSのインスペクションまで空き時間となりました。
SGがなくなったのなら、すぐにGSを始めりゃいいじゃん。
おっしゃるとおり(^^;
でも、そういうわけにはいかなくてですね、
昨日から併催のFISエントリーリーグは、SGをやっちゃったんですよ。
健常者なら、そんなに危険がないということなんでしょうかね。
キャンセルの決定後、ざわめいていたホテル前も少しずつ静かになっていきます。
「おれ、部屋でもう少し寝るわ」という選手が続出(^^
今朝はAM5:00に起きた人もいるようで。
GSのインスペクションはAM10:00開始。現在AM7:30。
(時刻は推定)
もうひと寝入りしても余裕です。
でも、ちゃんと起きてくださいよ(^^
寝るぐらいならとフリーで滑りに出る人、
ホテルイタクラのレストランで談笑する人、
時間のつぶし方は様々ですな。
AM9:00を過ぎればENLのSGは終わり、GSのコースセットが行われていきます。
GSはENLとの併催はなくて、チャンピオンシップだけです。
ホテルの窓辺から見えるコースには楽しそうなゲートが立ち始めましたよ♪
さあ、みんな。出掛けましょう!(^^
GSのコースプロファイルは、
スタート標高1,508m、フィニッシュ標高1,337m、標高差171mです。
リフト1本でコースの大半が見渡せるので、
実は、インスペクションはリフトの上から始まっています(^^
ゲレンデ幅いっぱいを使用しますので、
昨日のSLにはなかったコースのうねりが現れています。
これがなかなか手こずるんですよ(^^
1本目のセットはおなじみ、板倉裕木治様。
コース下の地面にすんでいるモグラの数まで知り尽くしています(大嘘)。
果たしてどんなセットになったかな♪
リフトを降りたところがスタート地点。
そこから3旗門は少し斜度がきつい。
3旗門目を右ターンでクリアすると、左側への2ゲート1ターン。
ここは斜度が緩くなりますので、スキーの踏み方を間違えれば、
ずるずるとアウト側へはらんでいってしまいます。
スルーといわれるその2ゲートターンを、
しっかりとスピードを保ったまま駆け抜け、その後の緩斜面を丁寧に4ターン。
ここは、焦らず騒がず余計なことをせずに。
斜面なりに進んでいくと、SLのスタート地点だったところ、
「棚」といわれる落ち込みが現れます。
この先の次のゲートは上からは見えない。
飛び出す方向をしっかりと憶えましょう。
この先は、リフトから見たうねりが選手を待ち構えています。
なんてことの無いようなオープンセットに見えますが、
うねりを利用され、とんでもない落とし穴が現れます。
ゲート際が「逆バンク」になっていたり、
見た目以上にターン弧が小さかったり。
棚から下の8ゲートぐらいは気が抜けません。
その先は最後の急斜面に飛び込む前の緩斜面。
このあたりのミスでスピードダウンしちゃうと、
顔から火が出るぐらいに遅いスピードで滑らなければなりません。
しっかりと、ミス回避のガマンスキーですよ♪
さあ、いよいよフィニッシュ前の斜面へ!
もちろん、先なんて見えません(^^
飛び込む方向は定まっているかな?
どの方向からか決めて、向こうに見える風景なんかを目印にして飛べ!
実際には、飛ぶほどスピードは出ませんが(^^;
きれいに方向を決めたら、
フィニッシュエリアを睨みながら、慌てずに切り返し。
スキーの重心は真ん中にね。
これでもう、することはなにもありません♪
スキーをまっすぐにして、ひたすら「落ちる」だけです。
ポイントはわかりましたか?(^^
あとは、インスペクション通りに滑りきるだけ。
みんな楽しんでいきましょう!
で、1本目の結果はこうなった♪
チェアスキー女子
1位 村岡桃佳選手
2位 奥山楽良選手
3位 原田紀香選手
4位 梅野裕理選手
チェアスキー男子
リザルト参照!オイ
まあ、男子の1本目は、だいたい実力順に並んでるかな?
昨日のSL覇者高村俊彦選手だけ、フツーに考えたらあり得ない順位でした(^^;
道中、何かあったんだろうなぁ....
もうひとつ、この大会には「2部」という設定があります。
往年の名スキーヤーたちが楽しんで滑ったり、
初心者レーサーが経験値を上げるためのものです。
そんなメンバーたちに混じってデビューした少年が、
佐藤林平選手!From野沢温泉(^^
菅平高原の講習会でも、みんなよってたかって教えるものですから、
その上達の度合いはめざましい(^^
将来が楽しみな選手のひとりです♪
やはり、野沢温泉は世界につながっているのか?(^^
さあ、まいてまいて2本目を終わらせないと、帰りが遅くなっちゃうわ(^^
早く始めましょう!
でも、このブログでは明日に続くんだな、これが....
ではまた!(^^
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