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2013年5月14日火曜日

みんな、なんでばねについて考えないんだろう....


嘘かホントか、日本では昔々、こんな事を言われていたそうです。

「体に服を合わせるんじゃなくて、
 体を服に合わせるんだ!!!」

戦争中の話と聞きましたから、決定的な物資不足の中、

「贅沢は敵」という発想からの言葉だったんでしょうけどね(^^;


そういう感覚って、今も根強くあるような気がします。

日本人特有の考え方かしら?


最近の自動車や住宅業界であれば、「個性」を前面に出した商品が見られますが、

たいていの場合、「妥協」というものが前提としてありそうです。


トリノモデルであれば、前回の記事でも書いたように大きな「弱点」があります。

そして、ほとんどの選手は、トリノモデルに体を合わせていきました。

ある選手はスピードを手に入れ、ある選手はトリノモデルの性能を殺して....


σ(^^は2輪レースをかじっていましたから、

スピードを手に入れる方法はテクニックのみではないと知っています。

リスクを背負わずに速く走れるマシンも絶対に必要なのです。

そして、チェアスキー界にも、その考え方は当てはまります。


トリノモデルの絶対的な優位性はそのリンク構造です。

前回にも書きましたが、円弧を描く重心移動は、

他のチェアスキーでは得られない落下エネルギーを得ることが出来ます。

これは発売から7年経った今も変わらない優位性です。


同時に、前転してしまう原因も変わらずに存在しています。

サスペンションが延びる力が強ければ強いほど体を上前方へ突き上げてしまい、

その勢いはフレームごと宙に浮かせてしまいます。


もちろん、乗り方の問題もあるでしょうが、

チェアスキーの側で対処の出来ない問題だろうか???と考えたら、

いくつかの糸口があるはずなんです。


「あなたの体重ならこのばねですよ」と納品されたトリノモデル。

それは、自分に合ったセッティングのばねだという思い込みはなかったかな?

で、乗りこなせないのはテクニックのせいだと、「体を服に合わせて」しまってませんか?

そのばねは、本当に自分に合ったばねなんでしょうかね?


「そんなこと言ったってしょうがないじゃないか」


そうですね。

発売当時は、ばねが「キモ」なんて誰も言っていませんでしたからね。


次回「純正ばねで出来ることと出来ないこと」

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