どもども♪
大好評の「全国のためにその1」シリーズ。
第2回目は、「大体大BLAVE」さんです♪
ちなみに、シリーズ名は「あしたのジョー」からのパクリです(^^
え?「その2」もやるのかって??
それは各チームでお考えください(笑)
では、本題へ。
「大体大BLAVE」とは読んでお分かりの通り、
大阪体育大学ハンドボール同好会が母体になっています。
黄金期を支えたOBと新進気鋭の現役生が、
学内史上最強のチームを編成しました。
もしかしたら、「全国」で、焼き鳥を食べることが出来る初めてのチームかも知れません(笑)
そんなチームですから、ポテンシャルは極めて高いものを秘めています。
なんと言っても、
全員がどこからでも打てる!
どこまでも走れる!んです(^^;
いまσ(^^が考えている、健常ハンドのエッセンスをとりいれたオフェンスオプション、
それを唯一完成させられるかも知れない可能性を持ったチームだと思っています。
それは、来季の近畿リーグでレクチャーしていきたいなと(^^
それは何かって?
詳しくは言えませんが、既存の車いすハンドのゾーンディフェンスを無力化させ、
オールレンジで仕掛けられる怒濤の攻撃とだけ言っておきます(笑) (←何でここまで字が小さい?^^;)
でも、それを完成させられるまでには、まだ1年ほどが必要です。
ですので、来年の「全国」、仙台で行われる大会で暴れてもらおうかと思っています。
(σ(^^;のアドバイス、シカトしないでね♪)
さて、現状の大体大BLAVEについて。
基本的に、ドリーマーズと非常によく似た布陣を採用しています。
1~2ポストを軸にしたオフェンスオプション。
ゴールエリアより2m程度上げたゾーンディフェンス。
車いすハンドでは、現在のところ、この形がもっとも効率的にゲームを進められると思います。
他のチームをよく観察して、よく研究している証拠です(^^
ただ、これまでのゲームを見ていればわかりますが、
「同じ戦術」のチーム同士がぶつかった場合、
たいてい、精度の甘い方から崩れていきます。
ドリーマーズもよく崩されましたが、その比率は最小限に抑えられました。
ディフェンスとキーパーの連携も、この効果を高めています。
ディフェンス陣がシュートコースを制限し、
そのわずかなシュートコースをキーパーが防ぐ。
大体大BLAVEとドリーマーズの差は、そういったところにも現れていました。
一方、大体大オフェンスはどうだったか?
決勝戦では、ドリーマーズのディフェンスは、
まるで一匹の「生き物」のように感じられませんでしたか?
いろいろ動き回って、ボールを回して、何とかシュートコースを作ろうとしたはずだけども、
ディフェンスプレーヤーが入れ替わり立ち替わりオフェンス陣のチェックに来る。
どうにもこうにもならなくなって、ロングシュートか、状況の厳しいポストプレーヤーにパス。
でも、そのコースには、たいていの場合キーパーが立ちふさがっていたと思います。
そんな泥沼に陥らないためにはどうすればいいか?
答えはひとつだけです。
「相手ディフェンスの動きに付き合わないこと」
大体大BLAVEのオフェンスオプションには「スクリーンプレイ」という要素が少なく、
ドリーマーズのディフェンス陣には、ほぼフリーとも言える自由度がありました。
そんな状態ですから、「広い視野と複数の連携」をテーマにしているドリーマーズに、
個々の動きだけでの対応は難しかったと思います。
スクリーンプレイは、しっかりと練習を積み上げなければマスター出来ませんが、
大阪大会の決勝で出来る攻め方もありました。
攻撃の主体をロングレンジに切り替える事です。
ゴールエリア近くに切り込むようなそぶりを見せつつ、ロングシュートを伺う。
それを警戒すれば、ディフェンス陣は動きが止まるか、ゾーンが乱れます。
そこを切り込んで近距離から打つ。
「外から中」という組み立てですね♪
バスケで言う、「詰まったらスリー」の逆というところでしょうか。
「スリー主体、時々ドライブ」?
その比率を7対3ほどにすれば、もっともっと自分たちのペースに出来たのかも(^^
もうひとつ、大体大BLAVEの致命的な欠点がありました。
それは、無駄に体力を消耗してしまったことです。
冷静に考えてみてくださいね(^^
平均年齢40オーバーのおじさま集団が、
20台前半のピチピチボーイズに体力勝負をしかけて、
フツーー考えて勝てるわけないじゃないですか?(笑)
でも、大阪大会の決勝では、ドリーマーズは変わらない動きをしてますが、
大体大BLAVEの方は、体力も集中力も無くなっているように見えます。
実際のところ、終盤ではとても楽に状況を作ることが出来ましたσ(^^
その差はなんでしょう?
ディフェンスに移行する際の動き方です。
もう一度、動画をよく見て下さい。
ディフェンスに戻る際、σ(^^を追いかけ回している選手は何人いました?
ドリーマーズの10番、「先生」とあわせて、いったい何人の選手がムキになっていました?
何が何でもポストには入れさせないとムキになってましたよね(笑)
そりゃ、体力も消耗しますわ(^^
その上で、ゴールエリア沿いで不利な体勢に持ち込まれた後、
元気いっぱいな、4番の「真↓」、7番の「Makoちゃん」が襲いかかってくるんです。
どう考えても、まともな勝負は出来ませんわな(笑)
そんな走りっこを15分間(もしくは「全国」の30分間)続けようとするならば、
おそらくウィークエンドアスリート程度のトレーニング量では足りません。
少なくとも、週5日のトレーニングが必要でしょうか。
チェアスキーアルペンで日本代表候補「寸前」までいったσ(^^が断言します。
フルタイムオールコートで走り回りたきゃ、
「代表」をめざすようなトレーニングをしてこい♪
まあ、正直なところ、一般の社会人では難しい注文です。
とするならば、最も手を抜きながら、最も効果的な守り方を見つける必要があります。
σ(^^が大体大の「司令塔」だったらどうしていたか?
σ(^^と「先生」を「わざとポストに入れさせ」、背の高い選手に「背中から」張り付かせて、
ガンガンとプレッシャーを与えさせます。
押し合いになればしめたもの。
押し合いの途中は、タイヤから手が離せませんので、
パスは取れない、シュートももちろん打てない。
つまり、「ただそこにいるだけの人」にさせてしまうことが出来るんです。
(σ(^^のそばにノコノコと入ってきた選手には、イヤと言うほど味わってもらいましたよね♪)
そうなれば、コート上に残ったのは3人ずつ。
ドリーマーズの2番、「赤魔Ⅱ」は下がったところでゲームメイクをしています。
ということは、「真↓」と「Makoちゃん」の2人を、3人で押さえればいいんです。
ね?何とかなりそうでしょ?(^^
しかも、この方法なら体力を消耗することもないですから、
最後まで100%でプレイ出来ます。
そのあたりは、「汚い大人の渡世術」ですから、
本当は覚えて欲しくは無いんですが、本当は覚える必要のあるテクニックです。
「全国」までには、全員のパラダイムシフトが必要ですが、
何かしら参考になる部分もあったかと思います。
もう一度、メンバー全員でディスカッションして見てくださいね(^^
では、今宵はここまでにしとうございます♪
明日?
藍野大学の番だよね(笑)
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