一緒に耐えよう、立ち直ろう!東北! がんばろう!日本!

2015年11月12日木曜日

「全国」のためにその1(大体大BLAVE編)....

どもども♪

大好評の「全国のためにその1」シリーズ。

第2回目は、「大体大BLAVE」さんです♪


ちなみに、シリーズ名は「あしたのジョー」からのパクリです(^^

え?「その2」もやるのかって??

それは各チームでお考えください(笑)


では、本題へ。


「大体大BLAVE」とは読んでお分かりの通り、

大阪体育大学ハンドボール同好会が母体になっています。

黄金期を支えたOBと新進気鋭の現役生が、

学内史上最強のチームを編成しました。


もしかしたら、「全国」で、焼き鳥を食べることが出来る初めてのチームかも知れません(笑)

そんなチームですから、ポテンシャルは極めて高いものを秘めています。


なんと言っても、

全員がどこからでも打てる!

どこまでも走れる!んです(^^;


いまσ(^^が考えている、健常ハンドのエッセンスをとりいれたオフェンスオプション、

それを唯一完成させられるかも知れない可能性を持ったチームだと思っています。

それは、来季の近畿リーグでレクチャーしていきたいなと(^^



それは何かって?

詳しくは言えませんが、既存の車いすハンドのゾーンディフェンスを無力化させ、

オールレンジで仕掛けられる怒濤の攻撃とだけ言っておきます(笑)  
(←何でここまで字が小さい?^^;)



でも、それを完成させられるまでには、まだ1年ほどが必要です。

ですので、来年の「全国」、仙台で行われる大会で暴れてもらおうかと思っています。
(σ(^^;のアドバイス、シカトしないでね♪)


さて、現状の大体大BLAVEについて。

基本的に、ドリーマーズと非常によく似た布陣を採用しています。


1~2ポストを軸にしたオフェンスオプション。

ゴールエリアより2m程度上げたゾーンディフェンス。

車いすハンドでは、現在のところ、この形がもっとも効率的にゲームを進められると思います。

他のチームをよく観察して、よく研究している証拠です(^^


ただ、これまでのゲームを見ていればわかりますが、

「同じ戦術」のチーム同士がぶつかった場合、

たいてい、精度の甘い方から崩れていきます。


ドリーマーズもよく崩されましたが、その比率は最小限に抑えられました。

ディフェンスとキーパーの連携も、この効果を高めています。


ディフェンス陣がシュートコースを制限し、

そのわずかなシュートコースをキーパーが防ぐ。

大体大BLAVEとドリーマーズの差は、そういったところにも現れていました。


一方、大体大オフェンスはどうだったか?

決勝戦では、ドリーマーズのディフェンスは、

まるで一匹の「生き物」のように感じられませんでしたか?


いろいろ動き回って、ボールを回して、何とかシュートコースを作ろうとしたはずだけども、

ディフェンスプレーヤーが入れ替わり立ち替わりオフェンス陣のチェックに来る。


どうにもこうにもならなくなって、ロングシュートか、状況の厳しいポストプレーヤーにパス。

でも、そのコースには、たいていの場合キーパーが立ちふさがっていたと思います。


そんな泥沼に陥らないためにはどうすればいいか?

答えはひとつだけです。


「相手ディフェンスの動きに付き合わないこと」


大体大BLAVEのオフェンスオプションには「スクリーンプレイ」という要素が少なく、

ドリーマーズのディフェンス陣には、ほぼフリーとも言える自由度がありました。

そんな状態ですから、「広い視野と複数の連携」をテーマにしているドリーマーズに、

個々の動きだけでの対応は難しかったと思います。


スクリーンプレイは、しっかりと練習を積み上げなければマスター出来ませんが、

大阪大会の決勝で出来る攻め方もありました。


攻撃の主体をロングレンジに切り替える事です。

ゴールエリア近くに切り込むようなそぶりを見せつつ、ロングシュートを伺う。

それを警戒すれば、ディフェンス陣は動きが止まるか、ゾーンが乱れます。

そこを切り込んで近距離から打つ。


「外から中」という組み立てですね♪

バスケで言う、「詰まったらスリー」の逆というところでしょうか。

「スリー主体、時々ドライブ」?

その比率を7対3ほどにすれば、もっともっと自分たちのペースに出来たのかも(^^


もうひとつ、大体大BLAVEの致命的な欠点がありました。

それは、無駄に体力を消耗してしまったことです。


冷静に考えてみてくださいね(^^

平均年齢40オーバーのおじさま集団が、

20台前半のピチピチボーイズに体力勝負をしかけて、

フツーー考えて勝てるわけないじゃないですか?(笑)


でも、大阪大会の決勝では、ドリーマーズは変わらない動きをしてますが、

大体大BLAVEの方は、体力も集中力も無くなっているように見えます。

実際のところ、終盤ではとても楽に状況を作ることが出来ましたσ(^^


その差はなんでしょう?

ディフェンスに移行する際の動き方です。


もう一度、動画をよく見て下さい。

ディフェンスに戻る際、σ(^^を追いかけ回している選手は何人いました?

ドリーマーズの10番、「先生」とあわせて、いったい何人の選手がムキになっていました?

何が何でもポストには入れさせないとムキになってましたよね(笑)

そりゃ、体力も消耗しますわ(^^


その上で、ゴールエリア沿いで不利な体勢に持ち込まれた後、

元気いっぱいな、4番の「真↓」、7番の「Makoちゃん」が襲いかかってくるんです。

どう考えても、まともな勝負は出来ませんわな(笑)


そんな走りっこを15分間(もしくは「全国」の30分間)続けようとするならば、

おそらくウィークエンドアスリート程度のトレーニング量では足りません。

少なくとも、週5日のトレーニングが必要でしょうか。


チェアスキーアルペンで日本代表候補「寸前」までいったσ(^^が断言します。

フルタイムオールコートで走り回りたきゃ

「代表」をめざすようなトレーニングをしてこい♪


まあ、正直なところ、一般の社会人では難しい注文です。

とするならば、最も手を抜きながら、最も効果的な守り方を見つける必要があります。


σ(^^が大体大の「司令塔」だったらどうしていたか?

σ(^^と「先生」を「わざとポストに入れさせ」、背の高い選手に「背中から」張り付かせて、

ガンガンとプレッシャーを与えさせます。


押し合いになればしめたもの。

押し合いの途中は、タイヤから手が離せませんので、

パスは取れない、シュートももちろん打てない。

つまり、「ただそこにいるだけの人」にさせてしまうことが出来るんです。
(σ(^^のそばにノコノコと入ってきた選手には、イヤと言うほど味わってもらいましたよね♪)


そうなれば、コート上に残ったのは3人ずつ。

ドリーマーズの2番、「赤魔Ⅱ」は下がったところでゲームメイクをしています。

ということは、「真↓」と「Makoちゃん」の2人を、3人で押さえればいいんです。


ね?何とかなりそうでしょ?(^^

しかも、この方法なら体力を消耗することもないですから、

最後まで100%でプレイ出来ます。


そのあたりは、「汚い大人の渡世術」ですから、

本当は覚えて欲しくは無いんですが、本当は覚える必要のあるテクニックです。


「全国」までには、全員のパラダイムシフトが必要ですが、

何かしら参考になる部分もあったかと思います。


もう一度、メンバー全員でディスカッションして見てくださいね(^^


では、今宵はここまでにしとうございます♪


明日?

藍野大学の番だよね(笑)

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメント、ありがとうございます。